アーヘンに留学すると、日本にいる家族から荷物が届くことが多いですよね。子供はいつまでたっても子供といいますが、私の親も頻繁に送ってきました。特に孫にはしょっちゅうです。ただ、日本国内での配送と違い、海外に荷物を送る場合は税金がかかる場合があります。税金がかかる荷物だと税関でストップしてしまい家には届きません。これが面倒なのです。私もアーヘンの税関には何度もお世話になりました。
税関(ZOLLAMT)
個人で荷物を発送する場合、内容物が45€までなら無税ですが超えている場合は税金がかかります。つまり税関で荷物がストップするのですが、これが面倒なのです。
基本的には45€~700€で17.5%(もしくは15%)かかります。もし税関でとまりますと、家には届けてくれません。指定された受け取り場所(ZOLLAMT)に行く必要があります。
引き取り時はその場で開封し内容物の説明を要求されます。
ZOLLAMTの場所
アーヘンのZOLLAMTは市街からとても遠いので、車もしくはバスの乗り継ぎになります。ZOLLAMTはいくつかあり、Zollamt Charlottenburger Allee、Hauptzollamt Aachen、などいくつかGoogle mapで出てきますが、Zollamt Charlottenburger Alleeの税関がほとんどです。
バスで行く場合は、税関の住所をGoogle mapに入れれば何番のバスに乗ればいいかが分かるのですが、たまに、おかしな場所に行ってしまう場合があるのでお気を付け下さい。一番近くにWilmersdorfer Straßeというバス停がありますが、本数が少ないので、Hülsと言うバス停がいいです。
ZOLLAMTでやること
日本から送られてきた内容物が何か詳細に説明します。
個人宛のギフトであるか、値段は45€以下か、がとても重要です。
税関職員の前で開封します。少し緊張しますが大丈夫です。
申告した内容物と同じかどうかをチェックするのですが、食品など日本語で書かれていると説明が難しいですね。
45€以上のものは問答無用で税金を支払う必要があるので、何度も聞かれます。
ビジネス(売るもの)で利用するものは税金対象になるので、ギフトかどうかも何度も聞かれます。
step5までを通して課税対象かどうかを判断するのですが、課税対象と判断されるとちょっと悔しい気持ちになります。
ZOLLAMTにひっかからないためには
45€以上だと税関でストップなので、内容物を45€以下で送るか、小分けにして送るといいです。その分高くつきますが、、、ただし、いくつかの荷物を1箱45€以下で送るのであれば、日付を変えて送ってください。日付が違えば税関でとまらないかと思います。
また、新品ではないものは ”USED (中古品)” 、 手作りのものは “HANDMADE (手芸品)” や “GIFT(贈答品)” と記載すると、金額を0€で記載することができ、総額を抑えることができます。
まとめ
ZOLLAMTでひっかかると本当に面倒なのです。とはいえ、日本から荷物を送ってくれる人は、税関のことはあまり分からず、みんなが喜べばいいなあ、という気持ちで送ると思います。でも想像以上に高い請求額がくる場合があるので、事前に荷物が送られることが分かっている場合は、税関のことを考慮して送ってもらうと良いです。
文:レンガ