ドイツへ研究留学するとき、荷物をどうやって送るのか、ちゃんと届くのか不安ですよね。日本から送るのは簡単なのですが、ドイツに着いてから税関という高いハードルがあるので、それを考慮して荷物を送るといいですよ。
日本からドイツへの配送方法
輸送方法は下記4つあります。航空便はEMSでも1週間で届くことはほとんどありません。一度だけ3日で届いたことがありまたしたが、だいたい2週間~4週間みておくといいです。船便は基本的には3ヵ月ぐらいで届きますが、私は半年かかったことがありました。それも外箱がボロボロで。
1.日通やヤマトの海外引越サービスから送る(引越し専門)
海外引越サービスを利用して全てお任せで、安心・安全・快適、に荷物を送ることができます。
日本の家にスタッフが来て梱包→輸送→税関手続き→ドイツの自宅へ配送
と全てをワンストップでやってくれますのでとても便利ですね。ただ非常に高いので企業から研究留学する方には向いていますが、個人で行く方におすすめしていません。
日本から海外への引っ越し | NX海外赴任ワンストップサービス (nittsu.co.jp)
2.郵便局から送る
1箱30kgまでです。EMS/SAL/船便がありますが、コロナ禍以降(2024年現在)、2kg以下の荷物を格安で送れるSAL便がストップしています。
料金の目安ですが、5kg/13000円(航空便:EMS)です。
料金・日数を調べる | 国際郵便 | 日本郵便株式会社 (japanpost.jp)
海外へのお荷物の送り方 初心者ガイド | 日本郵便株式会社 (japanpost.jp)
3.ヤマトから送る
ヤマトは1箱25kgまでです。集荷してくれるので便利ですね。
料金の目安ですが、5kg/7000円です。
こちらのインボイス付き送り状の書き方を参考に記載下さい。
国際宅急便 | ヤマト運輸 (kuronekoyamato.co.jp)
国別ガイド|ヤマト運輸 (kuronekoyamato.co.jp)
ただ、こちらはお安いのですが到着してから税関でひっかからない物でもなぜか届かなかったかということを何度か聞いています。私は届きました。
4.飛行機に搭乗するときに一緒に持っていく
ANA、JALは一人2個まで荷物を持ち込めますので、必要な物は一緒に運んで、残りは船便でゆっくり送るというやり方もあります。例えばご家族3人で行く場合、2箱*3=6箱なので、食品やお子様の必需品などすぐに使いたいものを持っていくことができます。かつ税関のことを考える必要がありませんのでおすすめです。たまに、空港で止められることがありますが、内容を説明すれば問題ありません。
問題はドイツに到着してからその荷物をどうやって自宅まで運ぶか、ということです。どこの空港にもDHLカウンターがあるのでそこから送れば届きます。日本のように直ぐには届きませんが3日ぐらいで届きます。ただ、飛行機がどこのターミナル / 何時に着陸するかは重要です。ターミナルが遠い場合、そこまでどうやって持っていくのか、夜中に着いた場合、DHLカウンターは24時間営業しているのか、など事前に確認しておくことはありますね。
フランクフルト空港には、Deutschpost(ドイツの郵便局)がターミナル1にありますのでそこのDHLから送ることができます。DHLとフランクフルト空港のサイトに、料金や場所、時間が掲載されています。DHLに問い合わせページがありますが、メールの返信はいつくるかは分かりません。
Search result (frankfurt-airport.com)
Domestic prices | DHL
Kontaktseite Standorte (dhl.de)
税関(ZOLLAMT)について
個人で荷物を発送する場合、内容物が45€までなら無税ですが超えている場合は税金がかかります。つまり税関で荷物がストップするのですが、これが面倒なのです。ドイツに滞在する場合は非常に大切なことなので頭に入れておくと良いです。アーヘンのZOLLAMTの話になりますが、下記ページをご確認下さい。
まとめ
面倒な作業やハラハラした気持ちにならないのは日通やヤマトの引っ越し便ですが、非常に高いので、料金重視であれば、4の機内持ち込みで一緒に持っていくことがいいです。税関(ZOLLAMT)は何度かお世話になったのですが、まず行くまでが遠いので面倒です。かつZOLLAMTでは職員に色々と質問されるのでなかなかのストレスです。特に金額とギフトについてはしっかりお答えください。
文:レンガ