在留届は義務と謳われていますが、実際には、よくわからず提出していない人もいます。でも、在留届はメリットしかないので、ぜひ3ヵ月以上ドイツに滞在するのであれば在留届を提出しましょう!
在留届とは?
在留届とは、外国に3ヵ月以上住む日本人が大使館や総領事館に、「私もこの国に住んでますよ!」と届け出ることです。在留届を出すことで、在外公館から有益な情報を得たり、安否確認をしてもらえるようになります。
「外国に住所又は居所を定めて3か月以上滞在する日本人は、その住所又は居所を管轄する日本の大使館又は総領事館(在外公館)に「在留届」を提出するよう義務付けられております。」(外務省HPより)
研究留学でアーヘンに来て車を運転する場合、渡独後半年以内に日本の免許証とドイツの免許証を交換する必要があります。交換には免許証の翻訳が必須で、その翻訳を大使館や領事館でやるのですが(他でも認証翻訳なら可能かもしれません)、その際「在留届も出してください」と言われます。
ほとんどの留学生は、よくわからないけどデュッセルドルフの領事館に行ったら「在留届も出してください」と言われたので出した、という流れで提出しています。
実際、私の家族もその流れで在留届を出しました。
では在留届を出すことでどんなメリットがあるのでしょうか。
在留届を出すメリット
デュッセルドルフ総領事館からの有益なメールの受信
ドイツで生活する際に重要になる「お知らせメール」が総領事館から届くようになります。このメールが大変有益で、届くと日本人コミュニティ内ですぐ話題になります。以下が主な内容になります。
- 緊急情報
- 領事館や日本入出国時の手続きに関しての最新情報
- 鉄道・航空会社のスト開催日
- 在外選挙のお知らせ等
緊急事態発生時の安否確認や連絡
「緊急事態が発生した場合には、日本国大使館や総領事館よりメールによる通報や迅速な援護が受けられます。」(外務省HPより)
「在留届が提出されていないと、在外公館はあなたが外国に居住していることを知り得ません。例えば、大災害のときや事件、事故のとき、あなたの安否確認、留守宅などへの連絡を行うことができません。」(外務省HPより)
アーヘン(ドイツ)での連絡先を届け出ていれば、緊急事態が発生した際に在外公館が迅速に対応してくれます。
在留届の提出方法
在留届けは、在外公館にオンライン申請(推奨)もしくは書面で提出ができます。
「海外での在留をはじめたら、「在留届電子届出システム(ORRnet)」
をクリックして、いつでも同サイトから届出ができます。
(「在留届電子届出システム(ORRnet)」により提出された方は、このシステムにより変更届等が可能です。)」(外務省HPより)
参考:外務省の在留届サイト
外務省のサイトに詳しい内容が書かれていますので、ぜひ一読してみてください。2,3分で読めます。
まとめ
いかがでしょうか。一手間ありますが、在留届を出さない理由は有りませんよね。ドイツでの緊急事態発生に備えて、ドイツの連絡先を届け出ていれば何か起きたときに助けてくれますし、事前に有益な情報も得られます。このご時世何があるか分かりませんので絶対に届け出たほうがいいですね。
文:レンガ